水道情報活用システムについて

水道事業及び水道用水供給事業(以下「水道事業等」といいます。)は、人口減少や節水機器の普及等による水需要の減少とそれに伴う水道料金収入の減少、水道施設の老朽化の進行、職員数の減少と技術の継承など多くの課題に直面しています。

他方、センサーやビッグデータ解析等の情報技術が進化し、現実社会を情報(データ)という形でサイバー空間に写し取り、モデル化されたノウハウや経験・知識を活用し、誰でも自由にその情報を組み合わせることで新たな気付きや発見を得ることによって、現実社会で新たな価値を生み出す「CPS(サイバーフィジカルシステム)」や「IoT(インターネットオブシングス)」によるイノベーションが加速しています。急速に進化している CPS や IoT を活用することは、水道インフラをはじめとする、社会インフラの効率化や高付加価値化にも有効です。

このような背景の中、経済産業省および厚生労働省は平成26年度から連携して、水道事業等における CPS/IoT の活用の具体的な姿として水道情報活用システムの検討を進めてきました。水道情報活用システムとは、水道事業者等が保有する水道に関する設備・機器に係る情報や、事務系システムが取り扱うデータを横断的かつ柔軟に利活用できる仕組みで、構成要素となるデータのプラットフォーム(水道情報活用システムを構成するプラットフォームを以下「水道標準プラットフォーム」といいます。)、アプリケーションやデバイス等のインタフェース、データプロファイル等の仕様が標準化されているものです。水道情報活用システムにおいては、データを活用して監視や水運用、台帳管理等のアプリケーションが提供され、水道事業者等は、これらを通じて必要なデータを容易に参照し、利活用し易いように加工し、分析することが可能となります。 

事業内容

水道情報活用システム標準仕様等の維持管理、および外部機関等からの要請に応じた標準仕様の開発に関する検討を行います。

また、本研究会の目的に掲げる「データの横断的な利活用の促進」は、その端緒に就いたばかりであり、本研究会に設置するSIG(Special Interest Group)・WG等の活動を通じ、データ利活用の具体化等を進めてまいります。